ひみつノート

とりとめのないただの日記です。

みたドラマ 2022年 6月

となりのチカラ

チカラくんが優柔不断で、観ていてとてもイライラするのに毎話終盤では泣かせる展開に持っていかれて、の繰り返しだった。1話観終わったら、良い話だったなあと思うのだけれども、次の話が始まるとまたイライラするという。結果的にスッキリして終わるならそれでもいいのかもしれないけれど、イライラが負担になったらドラマを観るのが疲れるし難しいものである。最終回手前ぐらいでマンションの住人がチカラくんに手のひらを返しだす展開があるのだけれど、普段あれだけ相談に乗ってもらっておいてチカラくんがちょっと相談に乗ってくれないと逆ギレという展開も短絡的であまり好きではなかった。

 

あせとせっけん

自分が汗かきだということにすごくコンプレックスを持った女の子が、その汗の匂いが好きだという男性に出会って幸せになっていく話。この、自分ではどうにもならないコンプレックスを全肯定してくれる人と出会えるというのは本当に素晴らしいことだなと思った。しかも、この主人公は自分が思っているよりも周りにはたくさん味方がいて、嫌な目に合うこともあるけれどちゃんと自分を認めてくれている人もいるんだということに気づいていないだけという、素敵な話だった。ただ、その彼が鼻が良すぎて体臭を嗅ぐだけでその時の気分も全部わかるというのは実際近くにいられたらちょっと困るよね。

 

ダメな男じゃダメですか?

自分のおばあちゃんと、孫(男)の精神が入れ替わってしまうという斬新な話。私は入れ替わりものは原理が分からないので元々苦手なんだけれども、町田啓太さんと宮崎美子さんがお互いの演技をするのが上手で面白くて観てしまった。だいたい同い年同士で入れ替わるのが多いけれども、お年寄りと入れ替わったら入れ替わった先で病気の心配などがあるので大変なんだなあと思う。私は全く人と入れ替わりたくないけど、突拍子もなく他の人になってしまうことで上手く人生が開けることもあるというのはなるほどなと思う。

 

カムカムエブリバディ

ヒロインが3人いて3世代描くという初の試みがしっかりハマってとても良いドラマだった。何より、深津絵里さんを毎日見ることが出来た喜びは本当に大きかった。戦時中という背景も相まって1人目の安子の時代が毎朝絶望だったのに比べ、3人目のひなたは子役の子から明るくて元気で、川栄李奈さんも本当に魅力的で観るのが楽しみだった。あと皆さんの英語がペラペラなのもすごかったし良かったんだけど、男性陣がみんな、人生が上手くいかなかった時自暴自棄になるというのがワンパターンで(算太、ジョーさん、五十嵐、桃太郎)、あれは何なんだ、作者の周りのメンズがそういうタイプなのか?などと思ったんだけど、全体的に良い朝ドラだったと思います。