ひみつノート

とりとめのないただの日記です。

毛虫の話

(毛虫の話がたくさん出てくるので苦手な方はご注意ください。)

 

夏の間調子を崩していたけれど、最近ちょっと体調が良い日が増えてきたので家のまわりを散歩したりしている。

秋になって、歩きやすい気温になったのも嬉しいし、歩けるくらい元気というのは気持ちの安定にも繋がってとても良い。


先日、普段通らない道を通ったら毛虫がたくさんつぶれていてびっくりした。毛虫には、全身毛だらけのものと、顔みたいな模様があるものがあるけれど、顔みたいな細身のタイプがたくさんつぶれていたのだった。

ということは、木にたくさん毛虫がいるのかな。と思って少し怖くなった。中学生の時、葉桜になった桜の木をふと見たら幹にびっしり毛虫がいた時の衝撃は忘れられない。しかも、毛虫は直接触らなくてもこっちに針を飛ばしてきたりするらしいのだ。昔友人が、道を歩いている時に「毛虫と目が合った!」と思った瞬間があったらしく、その後腕が腫れて皮膚科に行ったら、「警戒した毛虫に針を飛ばされたんだと思うよ」と言われたらしい。直接触っていないのに。その話を聞いて以来私は毛虫が怖い。


小学校の頃は毛虫なんて全く怖くなかった。むしろ、茶色くて全身毛だらけの毛虫は普通にさわれていた。

今考えると本当に謎なのだが、小学校の時クラスで毛だらけの方の毛虫を飼っている子がいて、みんなでその毛虫をかわいがっていた。その子は図工の時間に画用紙の上に毛虫を乗せて絵を描いており、毛虫が赤い絵の具を食べるような仕草をして口(?)の周りに赤い絵の具をつけていた時は、この子は赤い絵の具が好きなんだ!とみんなで騒いだりした。


おそらく私だけではないと思うけれども、人は大人になると虫が怖くなる。

子供の頃は全然怖くなかったのに、今は怖いという虫がたくさんいる。

いつからか外で遊ばなくなってしまったからなのだろうか。

子供の頃からずっと継続して虫に触れる環境で生きていたら、大人になっても虫が平気な気がする。

多少の虫なら怖がらず対処できる人ってかっこいいよなあと思いながらも、私は今日も虫が怖いのだった。