ひみつノート

とりとめのないただの日記です。

お化け屋敷

先日朝ドラ「カムカムエブリバディ」を観ていたら、映画村にお化け屋敷が作られたところをやっており、映画村のお化け屋敷、懐かしい!と思いながら観ていた。

「カムカムエブリバディ」の中には、東映太秦映画村をモチーフにした条映太秦映画化というのが出てくるのだ。

 

京都にある太秦映画村には、人生で2回行ったことがある。1回目は小学校の修学旅行で。2回目は、大人になってから友達と行った。

2回目は、きっとそんなに混んでないだろうと思って行ったのに、その日はたまたまマンガ「銀魂」のコスプレをしている人がたくさん映画村に集まっていて、銀さんも神楽も新八も真選組の人も、何人もいた。何人もというのは、1キャラ1人ずつではなく銀さんが何人もいたし、神楽も何人もいたということだ。

 

友達は「銀魂」を知らなかったのに、「あの人達と写真撮ってもらおうよ」と言ってきて、でも私が怖気付いてコスプレの方に声をかけることが出来ず、写真は撮らなかった。その代わり新撰組の羽織を羽織った写真は2人で撮った。

 

映画村にはお化け屋敷があって、私はお化け屋敷が大嫌いなのに、友達が「入ろうよ」と言うので入ったのだ。今思えばその友達はとてもアクティブである。

私はお化け屋敷が子供の頃から本当に怖くて、小学生の時に友達とお化け屋敷に入った時尋常ではない怖がり方をしてしまって、お化け屋敷内にいるスタッフの人を掴んで「怖い、もう無理、一緒に着いてきてくれないと進めない!」とスタッフの人を困らせ、友達を呆れさせ、それがきっかけで「私、本当は前からずっとあんたのこと嫌だった」とその友達に言われ、めちゃくちゃ落ち込んで喋れなくなっていたらその子が「さっきはひどいことを言ってごめん」と謝ってきたという心温まる思い出がある。

 

さすがに大人なのでそこまで我を忘れる怖がり方はしなかったけれど、怖いことに変わりはなかった。お化け屋敷というのは、雰囲気も怖いけど急に驚かされるのがびっくりするし、それが私は嫌なのだなと思う。

私は驚かされる度に大声を出して怖がり、友達も率先して入ろうと言っていた割に怖がっていた。我々はお化け屋敷側からするととても理想的な客だったと思う。最後出口近くでも脅かされ、2人で「キャアーー!!!」と叫びながらお化け屋敷から走って脱出すると、入った時には誰も客がいなかったお化け屋敷にプチ行列が出来ていた。我々があまりに怖がって大騒ぎしていたのが外まで聞こえて良いプロモーションになっていたようで、お客さんが集まっていておかしかった。

 

そんなことを、「カムカムエブリバディ」を観ていて思い出した。

どうでも良い話だけど、「カムカムエブリバディ」に出てくるメンズはみんなひとつの挫折でめちゃくちゃメンタルがやられて道を踏み外してしまうのでこの脚本家の周りの男性がみんなそうなのか、あえてそういう男性像にしているのかどっちなんだろうと思いながら観ている。