ひみつノート

とりとめのないただの日記です。

体調不良を書き残す②

そのめまいが起こったのは2月半ばの週末だった。最初は、そんなに大事だとも思わずそのうち治るだろうと思っていた。のに治らない。ちょうどその頃ずっと低気圧が押し寄せていて、アプリで気圧グラフを見ても体調不良が納得できるくらい大荒れだった。頭も締め付けられるように痛むので、絶対に気圧のせいだと思って過ごしていたけれども治らない。どころか、だんだんめまいの時間が増えていく。

 

よく言う天井がぐるぐる回る、というのではなく、地に足が着いていないようなふわふわしためまいだった。めまいと呼んでいいのか分からないけれど、調べると浮動性めまいと言うらしい。そして浮動性めまいについて調べると、死ぬ病気ばっかり出てきて本当に怖かった。怖すぎて、それ以上ネットが見れなくなってしまい、週明けに病院に行くことを決意してその日は寝た。

 

週が開けて月曜日、頭痛外来を受信した。元々頭痛持ちだったこともあり、一度頭痛外来に行ってみたかったのだ。そこではものすごく詳しい問診をしてくれ、CTを撮ってくれた。この日はまだ絶賛めまいの中にいたので、待ち時間もスマホを見るのが気持ち悪くてテレビをぼんやり見ていた。「スローでイージーなルーティーンで」というお昼の番組が流れていて、ヘンダーソンがネタをやっているところが見れたのでラッキーだった。ヘンダーソンは去年のM-1グランプリで初めて知ったコンビで、敗者復活戦のネタが面白すぎて視聴者投票もヘンダーソンに入れて以来応援している。敗者復活のネタはあと金属バットがすごく好きだった。もうあれから2ヶ月も経ってしまった。

結局、CTには何の異常も出ておらず、私の脳は大丈夫だったので良かった。けれども、何の異常も無いのにこんなにめまいがして、いつも頭痛に悩まされているなんてと言うと、そういうものだ的なことを言われた。薬を出すにも、私は持病のせいで今飲んでいる薬が多すぎて、これ以上出せるのが漢方薬しかないと言われ、めまいにも効く漢方を出してくれた。

 

そこから3日間、出された漢方薬を飲み続けた。すでに前から飲んでいる漢方があったのだけれど、2つまでなら漢方は併用しても大丈夫とのことだった。けれども、3日飲んだ時点ではめまいは全く治まらず、ずーっとふわふわしながら生きた。ふわふわしていると、自分の動作や物事に対して普段の3割ぐらいしか集中出来なくて、心ここにあらずになってしまう。しかも、3日目の夜中に体が苦しくて目が覚めるという事態に陥ってしまった。ここ数年困っていることは、頭が痛いとかお腹が痛いという分かりやすい体の不調とはまた違う、どういう言葉で言い表していいか分からない体の苦しさを感じるようになってしまったことだ。今回も、どう言い表していいか分からないけれど、パニックになるくらい体が苦しかった。手が震え、肩の辺りが苦しくて、じっとしていても苦しいのに、思うように動けない。お腹が空いて血糖値が下がりすぎたのか?と思い、何とか起きてバナナを食べて、麦茶を飲んだ。暖房をつけているのに、震えが止まらないほど寒かった。いつも寝ている布団の横にこたつがあるのでこたつの電源も入れ、手足を温めていたけれど、全く手足が温まらず、ずっと冷えたままなのも怖かった。うとうとしては目が覚め、うとうとしては目が覚め、というのを2、3時間繰り返しているうちにだんだんと眠りに入っていったように記憶している。ちょうど、西日本でも大雪が降った夜だった。

 

つづく

次は雪の中病院へ行きます