ひみつノート

とりとめのないただの日記です。

みたドラマ 2023年 9月

Silent

大人気ドラマだったSilent。確かに良いドラマだったけど、私はそう君がだんだんと音を失っていく姿が辛くてたまらなかった。ときめくシーンもたくさんあって、川口春奈ちゃんもかわいくて元々好きなので良かったんですけど、でもそう君の今までの苦しみとか、家族の辛さに思いを馳せてしまうととたんに私の気持ちがダメになった。共感しすぎなんだろうなあ、ドラマなんだからと割り切って観るべきなのに。夏帆さんの演技のうまさとかわいさを再確認したドラマでもあった。

 

恋と弾丸

第1話でおうやさんが、子宮がどうのこうのと馬場ふみかちゃんに言っていたので引いてしまい、観るのをやめようかと思いながら全話観る。こういう原作ありの深夜の30分ドラマって、どういうふうに映像化されているのか気になっていつも観てしまう。子宮がどうのこうのというのも原作にもあるセリフみたいだった。ヤクザの人と付き合うのほんと大変そう。出会って恋に落ちてしまったら大変だね。

 

クロサギ

平野紫耀くんって、天然でほんわかして、ってイメージだけど、こういう切れ者の役ができるということはやはり演技が上手いということなんだろうと思う。黒崎と氷柱の関係性は良かったけど、検事になるんだったら詐欺師と関係があったら絶対に良くないし、絶対に幸せになれない2人というのが切なかった。山Pの時のクロサギを観ていないので比べられないけど、詐欺の規模が大きくてすごいなあとしみじみする。

 

鎌倉殿の十三人

分かりやすいし、観やすいし、面白いし、本当に良い大河ドラマだった。北条義時という人が、最初はただ仕事のできるお人好しで周囲の板挟みになって大変そうという印象だったのに、どんどん地位が上がり、権力を持って、残酷さを増していくのを1年かけて描いているのが見事だった。私はだいたい就職すると性格的に板挟みになるタイプなので、最初の頃は義時〜分かるよ〜っていうか世の中のサラリーマンはみんな義時に共感しているんじゃないのかな!と思っていて、どんどん冷徹になっていく姿さえも、組織のために冷酷になれる義時に尊敬の念すら覚えた。おかげで、ずっと苦手だった小栗旬のことが好きになった作品でもあった。そして、源頼朝はなんとなくかっこいいイメージだったけどこんななんかあんまり尊敬できない感じなんだ・・・と思い、源義経もかっこいいイメージだったけどこんな悲劇の人物なんだ・・・と、自分の知識のなさがよく分かり、というか、義経は本当にかわいそうだった。昔って携帯電話がないからお互いの不信感を拭うのもう不可能ですよね。一人一人のキャラクターにちゃんと愛着も持てるし、1年楽しませてくれてありがとうございましたという感じでした。