ひみつノート

とりとめのないただの日記です。

初めての電波時計

目覚まし時計を買った。

最近、iPhoneのアラームで全く起きられない。選んでいるアラーム音のせいなのかもしれないけれど、スヌーズ機能もONにしているのに全く音が聞こえないのだ。

 

私は眠りが深いのか、ちょっとやそっとの音では起きられない。昔は線路の真横に住んでいて、朝4時頃から貨物列車が走ったりしていたのに気にせず寝られていたし、目覚ましが鳴り響いているのに全く起きないので、下の階の住人の方がうるさいと怒ってきたことが何度かあった。

 

けれど、そんな私も絶対に早起きしないといけない日がやってきてしまった。胃カメラだ。朝8:20までには受付を済ませてね。と言われており、病院への道が朝混むので、1時間前には家を出ないといけない。胃カメラの日は何も食べてはいけないので朝の準備はすぐできるとしても、それでも絶対に寝坊は許されないのだ。

 

となると、大きな音の目覚まし時計が必要だと思った。以前使っていたものはずっと前に壊れて鳴らなくなってしまったので、新しく買わなければと思い電機屋に行き、スッキリしたデザインの、ベル音のバカでかい時計を買った。これだけの音が耳元で鳴っていたらさすがに起きるだろうという音の大きさである。

 

家に帰って、買った時計に電池を入れて時間を合わせようとしたら、時間を合わせるためのネジが無い。最初全く分からなくて、色々いじっていたけれど分からなくて、説明書を読むとなんとその時計は電波時計だったのだ。

電波時計というものの存在は知っていたけれど実際に使うのは初めてだったので、全く勝手が分からず、説明書を真面目に読んだ。電波時計というのは当たり前だけれど電波を受信して自動で時間を合わせてくれる。電波を受信してくれるので、私の安い車の時計のように時間がズレたりしないのである。だから時間を合わせるネジが無いのか・・・と思っていると、時計の針は勝手につーっと動き出し、現在の時間のところで合わさった。

すごいなあ、意外とこの歳まで生きても電波時計を使うの初めてだったりするもんなあ、すごいなあ。と思いながら、1度使ってみようと試しに目覚ましをセットして、その日は寝た。

 

次の日。目が覚めたのは目覚ましをセットした時間の1時間後で、iPhoneのアラームが頼りなく鳴っていた。

なぜだ。ちゃんとセットして寝たはずなのに。と思って目覚まし時計を見ると、ベル音を止めた形跡はない。私は今まで何度も、目覚ましが鳴っているのに止めて二度寝して止めたことを覚えていないということがあったけれど(どれだけ寝たいんだ)、今回は違うようだった。動揺しながら目覚ましの針を現時刻に動かして鳴らしてみようとしたが、鳴らない。何度やっても鳴らない。なんと、私が買った電波時計目覚ましは不良品だったのだ。

 

気づかずに胃カメラの日を迎えなくて本当に良かった・・・。と思い、すぐに買ったお店に向かった。日曜日の朝一に行ったのだけれど、休日朝一番の電機屋さんはとても混んでいた。考えると私は日曜日の朝一番に電機屋に行くことなんてまず無いのだ。日曜の朝は私は毎週ワイドナショーを観るのだ。でも電機屋さんはこんなに混んでいる。ある種テーマパークのようなものなのだろう。

よくある話だと思うけれど、壊れていると思ってお店に持っていったら直るという現象があって、それになったらどうしようと思っていたが、私の買った時計は店員さんに見せてもバッチリ壊れていた。

 

ありがたいことにすんなり鳴るものと交換してもらえた。けれど心配性の私は、なんとなく、またすぐ鳴らなくなるんじゃないかと不安にかられている。