ひみつノート

とりとめのないただの日記です。

えごま油のこと

えごま油を使い始めてもう4年くらいになるのだけれど、私はえごま油のことを何も分かっていなかったのかもしれない・・・。

 

という気持ちに今なっている。

元々、私がえごま油を使い始めたきっかけは、潰瘍性大腸炎になったからだった。5年ほど前、私は全大腸炎型の潰瘍性大腸炎になり1ヶ月弱の入院生活を経て難病患者としての人生が始まった。

潰瘍性大腸炎は、個人差もあるが簡単に言うと油っこいものを食べるとお腹を壊し、それを繰り返すと大腸に潰瘍ができて出血して、腸がぼろぼろになっていく面倒な病気である。この病気にはサラダ油もあまり良くないとのことで、えごま油なら大丈夫らしいという情報を母親が見つけてきてくれて、それならとサラダ油の代わりにえごま油を使い始めた。

使い始めて1、2年は、特に何の問題もなく、お腹が痛くなることもなく平和だった。病気になって以来、朝ごはんに大根と人参のお味噌汁と、ごはんと、卵焼きを食べて仕事に行くのが日課というかルーティンというか定番だった。えごま油は卵焼きを焼くのに使っていた。卵は2個。卵焼き器で毎日焼いた。

 

ずっと大丈夫だったのに、ここ1、2年、出勤して1時間ほどでお腹が痛くなることが続いた。ひどくお腹を壊すというわけではないが、痛くてうずくまってしまうくらいには痛い。立ち仕事だし腹痛はとても困ることで、病気が再燃したのかなという風に考えていた。

けれど、どうも朝ごはんに卵焼きを食べて行った日はお腹が痛くなっているような気がする。ということに気付いた。別のものを食べて出勤した時は何ともないのだ。私は元々卵かけご飯も好きでよく食べるのだが、病気になってから卵かけご飯でもお腹を壊すことが増えた。でも大丈夫な時もあるのだ。違いは一体なんだろうと考えていたら、買って3日くらいまでの卵で卵かけご飯を食べると大丈夫だが、買って1週間くらい経ってしまっているとお腹を壊しているような気がする・・・というひとまずの結論に至った。だからてっきり、仕事中にお腹が痛くなるのも卵のせいだと思っていたのだ。

 

そしてつい最近、私はまた別の病気で入院して手術をした。お腹の部分を4、5センチ切られて痛い痛いと思っていたが、人間の体はすごいものでだんだん治ってきた。

退院後も、鉄剤のせいでひどい腹痛を起こしたりしていたが鉄剤をやめて、だんだん調子が良くなってきている、はずだった。

はずだったのに、どうもずっとお腹の調子が悪い。抗生物質やら鉄剤やらで、私の胃腸はだいぶ疲れているのではないかと考えながら、食べられるものを食べている。でもお腹が痛くなる。特に、卵焼きを食べるとお腹が痛くなることが本当に多いので、私はもしかしたら卵アレルギーというやつなのではないかという気がしてきた。そんなにひどいアレルギーではなくても、卵を食べるとよくお腹を壊す人もいるらしいと聞く。私ももしかしたらそういう体質なのかもしれないなと思っていたが、そこでふと思ったのが、えごま油のせいではないのか?ということだった。

 

そもそも私は母のすすめでえごま油を使っているだけで、自分でそれについて調べたことはなかった。こういうところがだめなのだ。調べてみると、いくつかのことが分かった。

 

・えごま油はとても酸化しやすい油だということ

開封後は冷蔵庫に入れて保管したほうがいいということ

・基本的に熱を加えない方がいいということ

・腸の動きを良くするので人によってはお腹がゆるくなる

・体質によって消化しにくい人もいる

・熱を加えるとトランス脂肪酸が増える

・酸化した油は大量摂取すると毒性が強くなり腸を傷つける

・酸化した油をたくさん取ると動脈硬化認知症の原因になる

 

ざっと調べてもこれだけ出てくる。

私は本当に何も気にせず、何も考えずえごま油を使ってきたので、もちろん冷蔵庫に入れたことなんてなかったし、1ヶ月半くらいで使いきらないといけないのに何ヶ月もかけて使っていた。ということは、酸化した油を積極的に摂取していたということで、すなわち、毒を毎日摂っていたということになるのではないか?

と気づいて愕然とした。怖すぎる。情報が古いものもあるし、全てネットで調べたのでどれが本当かもいまいち分からないけれど、とにかく私の使い方は絶対に良くない。

 

ということは、私が日々悩まされていた腹痛はえごま油のせいなのだろうか?

今はまだお粥を食べても気持ち悪くなるくらい胃腸が弱っているようで、卵もえごま油もしばらく食べていないので分からないけれど、検証が必要である。そもそも元々私の体質に合っていなかったのかもしれないし。

 

健康とは本当に難しいものだと思った。