ひみつノート

とりとめのないただの日記です。

病院と病気と過去のこと

大学病院の待ち時間は気が遠くなるほど長く、これだけ何時間も待ってやっと順番がきても先生は煮え切らないことしか言ってくれない。この症状は病気のせいかもしれないし、そうじゃないかもしれないとか、そんな、そんなもん私でも考えれるわと、待たされている分余計腹が立つ。けれど、待ち時間が長いのはこの先生のせいじゃないので、私の苛立ちをぶつけるのは筋違いだと思って何も言わない。

 

そもそも朝9時に来て診察が終わったのが14時というのは一体何なのだろう。予約表の、10時20分という数字に意味はあるのだろうか。いつもそうやって、苛立ちばかりがつのってしまうので、病院が嫌いだ。

今日は2つ病院に行かなくてはいけなかったので、大学病院内のコーヒーショップでおざなりに昼食を済ませ、2つ目の病院に向かった。2つ目の病院は個人病院だが腕が良いため大人気で、いつも激混みなんだけれどもその日は比較的空いていて、これはラッキー、タイミングが良いなと思って機嫌良く診察を受けたら、潰瘍性大腸炎が悪化していると言われてしまった。私は3年前から潰瘍性大腸炎膠原病を患っている。

すぐにどうこうというほどの悪化ではないが、年末に向けて検査やら何やらする流れになった。

 

落ち込んだというほど落ち込んではいないが、こういうのはだいたい後からじわじわくる性格なので厄介である。遠距離恋愛中の、年下の恋人にその話をすると、意外にちゃんとした返事が返ってきて、彼はそういう人の気持ちに寄り添うタイプではないと思っていたので優しくてびっくりした。

恋人が優しいのはありがたい。かつての恋人たちはこういう時何を言っていいのか口ごもったり、逆に怒ったりするタイプの人ばかりだったのだが、きっとそうさせてしまう何かが私にもあったのだろうと思う。ふいに、今まで出会ってきた人みんなに、謝ってまわりたくなる時がある。たくさんわがままを言って、傷つけてごめんなさい。もう会うことは無い人たちに返せない感謝を、これから別の形で返していかなくてはいけないと思う。