ひみつノート

とりとめのないただの日記です。

保健所の人が優しかった

先日、指定難病の受給者証の更新の書類が届いた。

難病の受給者証は毎年この時期に更新の手続きをして、秋に新しいものが発行される。ただ去年我々はコロナ初心者だったため、更新手続きをしなくても自動的に前の年のものが延長されるという仕組みにしてくれていた。それで助かったという人は多いと思う。私もとてもありがたかった。

 

しかし、2年続けて更新手続きをしなくてはいいというわけではさすがにないようだった。

届いた茶封筒を明けて中を見て困惑した。毎年入っている書類が今年は入っていなかったり、書類の形式が変わっていたりと、2年前までと比べて変わっている部分が多かったのだ。

 

私はこういった書類関係が本当に苦手だ。

以前働いていた会社で営業のおっちゃんが年末調整が苦手で、おれはこういう書類が分からなすぎていつも泣きそうになると言っていたことがあったのだけれど、完全に分かる。私も油断すると泣いてしまう。

分からないまま見続けても頭が働かないので、とりあえず届いた日はそれ以上何もしなかった。時間を置くことが大事なのだ。

 

後日またその書類を見直すと、初めて見た時よりは頭に入ってきた。ただ、やはり分からないところもあるのでいっそ保健所に直接行って聞こうかなと考えた。

しかし、今のご時世、直接行くというのはよしとされない。封筒にも、「申請は原則郵送でお願いします」とハンコで捺されていた。その1文ハンコを作ってみんなに捺しているのだ。それはもう絶対に来ないでということだ。

 

ちょうど今、保健所は忙しい時期だろうし出てくれるのかなあとダメもとで電話を掛けた。すると意外にも保健所の人はすぐに出てくれて、ひとつひとつ私の分からないことを丁寧に教えてくれた。

こんなことも分からないのか、ダメなやつ。なんて態度は全くなく、私の病名を聞いて、それは大変ですねと労りの言葉までかけてくれた。

 

ありがたかった。ありがとうございます。

保健所の人が優しかった、ただそれだけの話なのだけれども、なんとなくきちんと書きたくて書いた。

人が人に優しいのは決して当たり前ではないので、優しくしてもらったらありがたいという気持ちをきちんと持ちたい。