ひみつノート

とりとめのないただの日記です。

柿 雷 正規ディーラーではない車屋さん

数日前、車に乗ろうとしたら、右側のサイドミラーと車の間に潰れた柿が挟まっていた。

こういうイレギュラーな出来事が起こった時、認識に時間がかかるもので、最初何がどうなっているのか分からず普通に車に乗った。何かがおかしいなと思ったら、おかしいのはサイドミラーの横に挟まっていた柿だった。よく見ると、フロントガラスにも、サイドミラーの周辺にも柿の破片と汁が飛び散っていた。

衝撃だった。なぜこんなことに。鳥か何かが食べかけの柿を落としたのだろうか。そうだとしてもこんなにうまくすき間に嵌るものなのだろうか。でも人間がやったにしては柿の破片の飛び散り方が自然だし、何か動物がやらかした出来事なんじゃないのかな。人間がやったと考えるのも怖いし。というひとまずの結論に達した。

 

柿に触りたくなかったので、とりあえずそのまま車を走らせてみた。けれどそんな程度の振動ではビクともせず、挟まったまま目的地に着いてしまった。ずっとここに挟んでおくわけにもいかないので、落ちていた葉っぱを使って柿を取り除いた。

田舎はどこまで行っても畑があってあぜ道があるので、取り除いた柿は草むらに置いて帰った。田舎で良かった。と思ったけれど、そもそも都会だったら柿は挟まらないのかもしれない。

一番大きな柿は取り除けたけれど、飛び散って車体にこびりついた柿は残っているので、雨で洗い流されないかなあと思い特に洗車もせず家に帰った。

 

その数日後、信じられないくらいの大雨が降り、信じられないくらいの雷が鳴った日があった。

さすがに怖かったので、雷が鳴っている間はパソコンの電源を抜き、テレビも消して、光ってから音が鳴るまでの秒数を数えたりした。夜だったので、部屋の電気を消して雷の光に集中してみたりもした。迫力だった。その次の日、車に乗る時には柿はほぼ跡形もなく洗い流されていた。すごい。大自然

そろそろ車のバッテリーとオイルを交換しに行かなければいけないので、柿が雨で流れなかったら洗車して行かないと、と思っていたのだが、その必要がなくなったのはラッキーだった。早速車屋さんに連絡をして、次の日で予約を取った。

 

今の車に乗り始めて早いものでもう7年経ってしまった。買ってすぐの頃は正規のディーラーで点検も車検もやってもらっていたけれど、古くなってきたので今年はもう少し安いお店で車検をしてもらった。そこで、オイル交換無料券をもらっていたのでそのお店でバッテリー交換もしてもらうことにした。こうやってリピーターを増やすのだな。と思ったが、オイル交換無料はとてもありがたい。

車屋さんに行くと、空いてる席でお待ちくださーい。と言われ、席について、そこから全て終わるまで一度も何も話しかけられなかった。そういうものなのだ。正規ディーラーだとここで飲み物が出てきて、整備士さんが作業の説明に来てくれて、終わった後整備士さんが説明に来てくれて、オイル交換料金が2,500円くらいかかる。放ったらかしにされるだけ(だけではないが)で2,500が無料になるのだ。社会の仕組みとは不思議だ。

 

とにかくこれで、ずっと気になっていたバッテリー交換が無事完了した。

年末までに、車で遠出をしようと思っている。