ひみつノート

とりとめのないただの日記です。

胃カメラをやってもらってきました

9月頭からじわじわ続いていたみぞおちの痛みが、気のせいだとは思えなくなってきて病院に行くと、胃カメラをしようという話になった。

前回胃カメラをしてもらったのは2017年だった。私はてっきり前回の胃カメラは2019年だと思っていたので、感覚の中の時間の流れと現実の時間の流れの差にびっくりした。現実のほうが早すぎて2年分ついていけてないのだ。

主治医の先生は2017年の私の胃の写真を見ながら、鳥肌胃炎はスキルス胃がんのハイリスクだから、胃カメラをしないといけない旨の事を言った。

 

そうなのだ。私は前回鳥肌胃炎と診断されていた。鳥肌胃炎というのはピロリ菌が原因で起こる胃炎で、これがあるとスキルス胃がんになる確率が60倍だかなんだかになるらしい。

本当は、鳥肌胃炎の人は年に1回くらい胃カメラをしないといけないそうなのだが、

①胃が痛くない

胃カメラをやりたくないのでこちらから頼まない

③常に混んでいる病院なので重病患者さんが優先になる

④コロナの影響で病院がしばらく検査を少なくしていた

という理由から、胃カメラを伸ばし伸ばしにしていたのだった。

 

しかしこの度、そんな恐ろしいことを言われて胃カメラは1週間後になった。とは言っても、胃が痛くなったのは最近だし、出血もしてなさそうだし激痛でもないから胃炎か逆流性食道炎だろうと予想はしていた。けれど、私はほっておくとどんどん悶々と暗い方向に考えてしまうほうなので、もし大きな病気だったらとふと考えてしまって、今までで一番怯えて迎えた胃カメラになった。

怖すぎて、近所の神社にお参りも行った。おみくじを引くと小吉か末吉のどちらかで、病気のところに「弱気にならなければ大丈夫」的なことを書いてあった。

 

胃カメラ当日、朝一番に病院に行ったのにもうすでにものすごく混んでいた。最近その病院には空いている時を狙って夕方にしか行っていなかったので、人の多さに驚く。

看護師さんの問診があって、先生の診察まで1時間程待ったが、そこからは早くてすぐ胃カメラの部屋に通された。

 

「カメラ、鼻からになってるけど鼻からでいいのよね?」と看護師さんに言われて驚く。てっきり口からだと思って口からの想像しかしていなかったのだ。どうも、前回の胃カメラで私がだいぶオエオエなってしまったので今回は鼻からで想定していてくれたらしかった。

「鼻からのほうが良いですか?」と私が聞くと、「人によるなあ〜。」と言われる。

前回は口からだったし、絶対口からのほうが早いと思い「口からで大丈夫です。」と口からにしてもらった。なのに、いざ口から入れられると自分でも引くぐらいオエオエなってしまった。「お腹で息したら楽だからお腹で息してね。」と何回も言われたのに、イマイチ上手くできなかった。鼻からやってもらっていたら良かったんだろうか・・・。

そして、コツをつかんだかも!と思った瞬間に胃カメラは終了した。5分はかかったかもしれないけれど、10分もかからなかったと思うので、今回はものすごく早かった気がする。基本的にその先生は腕が良いので術後も楽だし、全身麻酔をしてカメラを入れてもらうところもあるらしいけれど、こんなにすぐ終わるもののために全身麻酔なんて大掛かりなものをするほうが怖いと思ってしまうので、上手にカメラを入れてもらえるのは本当にありがたいのだった。

 

今回の私の胃は肥厚性胃炎というものになっていて、がん化したりする心配はしなくていいとのことだった。良かった。本当にホッとした。髪の毛をよだれでびしょびしょにしたかいはあった。

 

午前中で処置は全て終わって家に帰れたのだが、疲れて動けずその日はずっと寝てしまった。

20代の頃は、午前中胃カメラをして午後から仕事に行ったりしていた。ど根性である。