ひみつノート

とりとめのないただの日記です。

世の中から切り離されたところにいられたらいいけど

炎天下の中歯医者に行った。

通い始めてちょうど1年になる。この1年で私は親知らずを2本抜き、産まれて初めて銀歯になった。

 

一通りの治療が終わって、今はクリーニングで通うという、自分の中での理想的な通い方になっている。

歯医者といえば、口を開けて治療するのでコロナの感染が懸念されると去年は言われていて少し警戒もしていたけれど、歯医者でクラスターという話は一向に聞かないので最近はそこまで怖がることなく通うことができている。

 

ここ数日、全国の感染者が急激に増えて、なのにオリンピックを日本でやっていて、という異様な状況の中、始まる前から今も私はどういう心持ちでいればいいかイマイチ分からないまま過ごしている。

そんな中歯医者に行ったのだが、いつもそこの歯医者はハワイアンなBGMが流れているので、世の中と切り離された感がものすごいのだ。

あと、待合室にテレビが無いのも良い。病院によっては待合室にテレビがあって、感染拡大の悲惨な状況が流れていたりするので待ちながら苦しい気持ちになるのだけれど、私の通う歯医者はモニターに抜歯後の過ごし方や、虫歯予防についての注意点などがスライド形式で流れている。

 

こうやって、ちょっと世の中と切り離された場所に身を置くのは良いことなのだろう。歯医者通いという少しの時間でも。

 

クリーニングが終わって外に出ると、こんなに青くなる!?というくらい空は青く、山の緑とのコントラストがとてつもなかった。

ぎゃああ!という気持ちになって思わずiPhoneで1枚写真撮ったけれど、写真に写すと山の稜線にそって光が入るのか青が薄くなってしまって、目で見るようには写らない。やはり人間の目はすごいのだろう。

ただ、日中少し外に出ただけでも5分で倒れそうになるくらい暑いのに、今オリンピックをしているというのは正気の沙汰とは思えない。

海外選手がこの暑さを地獄だと言っているとネットニュースで見たけれど、普段信用出来ないネットニュースの記事でも、ここまで暑いと地獄と言われていてもおかしくないよなと思う。

 

東京で5000人感染者が出たとか、オリンピックをやっていなければ大問題になっているであろう事態に陥っているのに、政府も都知事も全然効果的かつ目立つ指針や声明を出してくれず、メダルラッシュの感動と同時に恐怖がずっと付きまとっている。

この先一体どうなるのだろう。オリンピックはまだ3日残っている。